太陽酒造の『たれくち』は一切の加水・火入れをしていません。
なので出来たてタンクのお酒そのまんま。
しぼった直後の新鮮なタンクの上澄み部分を特別にビン詰め。
新酒時はフレッシュの証でもあるキレが魅力。時間とともに、うっとりするような上質な香りと柔らかさが開いてきます。

当店では特定名称酒はすべて氷温管理をしております。
・・・理由は、日本酒がお客様の口に入るまでは万全に管理されなければ、本来持っている商品個性を楽しむコトができなくなることにあります。
また、いい状態の管理下ならば、お酒はますます良い方向へ熟成を遂げていくことになり（お酒が枯れる）、価値は高まっていきます。
味のりがいい、角がとれている、しなやかでいて美しく、落ち着いた上品さへ。
お酒が歩むべき方向への手助けになれれば嬉しいかぎりです。


骨董ぐい呑みは究極の好相性。
また、小ぶりのブランデーグラスもよく似合う。
これらの酒器で美味しく感じる日本酒は、酒質、旨味、香りのすべてが健康的で美味しく溶け込んでいることが大切なのです。
ワインに例えると、シャブリのグラン・クリュのような濃密な密感が綺麗に溶けていく感覚が素晴らしい。
香ばしいコクと洋ナシやバナナ、パッションの香りの中に、蜜のような香ばしい吟香が喉越しにやわらかく溶け込む。
のどごしは正直で素直。
日本酒界に懐かしさと新しい風を感じる銘酒。
どうぞお楽しみくださいませ。